飛んだのは何?

ある日の授業後のことです。

日本の幼稚園に子供を通わせているロシア人の学習者が、
こんなことを言い出しました。

学習者:シャボン玉飛んだ。屋根まで飛んだ。って、すごい歌ですね。
     台風の日の歌ですか?
私   :???
     台風?どうして?
学習者:だって、屋根も飛んだですから。
私   :!!!!

びっくりしました。「屋根まで飛んだ」を「屋根も飛んだ」と考えていたとは!

日本人なら、子供であっても、普通そんな風には考えませんよね。
この歌詞を聞いたとき、
「シャボン玉(が)飛んだ。(シャボン玉が)屋根まで飛んだ」と
(  )の省略している部分を頭の中できちんと補って、理解している
はずです。

日本語はこういった省略が多されます
「言わなくてもわかる」というか、
「お互いに共通の認識を持っている」ことが前提となっている
というのでしょうか。とにかく、こういう省略が多いのです。

こういうのを「高文脈文化(高コンテクスト文化)」と言うそうで、
日本語はその代表格だそうです。
一方、英語や、中国語、ドイツ語などはその反対で
「きちんと言葉で伝える」言語の「低文脈文化」なんだそうです。

確かに、「省略」や「指示語」、「文末の曖昧表現」が多い文を
勉強し始めた学習者は、日本人にとっては何でもない文に思えるところで、
文脈が正しく読み取れず、全く意味の違う内容で捉えてしまうことも
しばしばです。

ちなみに、子供の読む絵本や、童謡はこの「省略」が多用されています。
そして、日本人の「会話」にもこの「省略」、「指示語」、「曖昧表現」が
多用されています。

外国人に日本語を教えようと考えたときに、日本語教育について
何も知らない日本人は
絵本をテキストに使おうかとか、会話から教えようかとか考えがち
ですが、外国人にとっては、実は難しいということを知っておいてください。

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