赤い、青い、緑い???

新米先生:今日は「色の言葉」を勉強します。
     赤、青、白、黒、茶、黄、緑、紫・・・。
     これは赤い鉛筆です。
     これは青い鉛筆です。これは白い鉛筆です。では、これは?
ジョンさん:(赤い、青い・・。色の名前+「い」だから・・・)
      それは黒い鉛筆です。
新米先生:そうです。では、これは?
ジョンさん:それは茶い鉛筆です。
新米先生:いいえ。茶色い鉛筆です。
ジョンさん:茶色い?
新米先生:はい、そうです。茶色いです。
     では、これは?
ジョンさん:黄い?黄色い?鉛筆・・・。
新米先生:黄色い鉛筆です。では、これは?
ジョンさん:緑い?緑色い?鉛筆・・・。
新米先生:いいえ。緑の鉛筆です。
ジョンさん:緑の?!?
新米先生:はい、そうです。緑の鉛筆、紫の鉛筆、ピンクの鉛筆・・・。
ジョンさん:・・・・・。先生、質問があります。
      日本語は何色の時「~い」、「~色い」、「~の」と言いますか?
      ルールを教えてください。
新米先生:えっ!!ルール・・・。


ジョンさんの質問。もっともですね。
赤い、青い、白い、黒い・・ときたら、誰でも「色の名前+い」だと
類推しますよね。
そこに「茶色い、黄色い」と「色の名前+色+い」というのが出てきたら、
『じゃあ、緑は「緑い」か、「緑色い」かのどちらかだろう』と類推すると
思います。
ところが、緑は「緑の」だと言われたら、いったいどんなルールがあるの?
と疑問に思うのは自然の流れです。

「色」は普段の生活でも頻繁に使いますから、日本語を勉強する外国人も
早く知りたいと思う言葉の一つです。
その際に外国人のうんざりさせるのが、この「+い、+色い、+の」の使い分けです。

色の数はそれこそ何万とあるそうですが、日本工業規格(JIS)では298色
名前のある色として規定されています。
ということは、外国人はこの298色それぞれを「+い」か、「+色い」か、
「+の」かを覚えるのか・・・というと、実はそうではありません。
この「+い」、「+色い」、「+の」にはルールがあります。

「色の名前+い」の言葉がある色は、赤・青・白・黒の4色だけです。
「色の名前+色+い」の言葉 がある色は、茶・黄の2色だけです。
その他の色は全部「色の名前+の」で表現します。
(もちろん、「赤の、青の、茶の」という言い方もありますが、ここでは
「+い」、「+色い」の表現ができるかどうかという点に注目してください)


つまり、日本語では298色中4色だけが「+い」、2色だけが「+色い」
の表現を持つ
ということです。


ちょっとびっくりしませんか?
私はこのルールを教えてもらった時に「ガーン!私は日本人なのに、日本語を
知らないんだ!」とショッを受けました。
ちなみに、外国人はこのルールを知ると、「おお~!!!」と歓声をあげます。
(「あ~、よかった。6色だけ覚えればいいんだ~」という気持ちから来る
「おお~!!」のようです)

私たち日本人は、いったい誰にこのルールを教わったのでしょうか?
不思議ですね。

(なぜ、「赤・青・白・黒、黄、茶」の6色だけ?ということについては語源や
言葉の歴史などと関係があるため、ここでお話すると、とても長くなるので、省略しますが、気になる方は「日本語 色の形容詞」と入力してインターネットで
検索してみると色々な説が紹介されていますよ)


◆◇◆ 次回(9/18)予告 ◆◇◆
※次回月曜日は祝日のため、9/18(金)に更新します。

新米先生:ジョンさん、この作文の日本語は変ですよ。
    「私は横断歩道歩きます」って・・・。
ジョンさん:え?どうしてですか?
      だって、「ご飯をレストラン食べます。」、
      「テレビを家見ます。」、「本を図書館読みます。」・・。
      先生は「場所の言葉++動詞」と教えましたよ。
      「歩く」は動詞だから、「横断歩道」でしょう?
新米先生:う~ん。そうですが・・・。
     日本人は普通「横断歩道歩きます」と言います。
ジョンさん:横断歩道「を
      どうして???

さて、皆さん。
どうして「横断歩道で歩く」というと変な感じがするのでしょうか?

答えは、今週金曜日に!

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