「着る」と「はく」の使い分け

セーターを着る
ズボンをはく


英語を勉強したとき、この「着る」も、「はく」も「wear」で表すことを
知って、私たち日本人は『へ~。英語は「着る」と「はく」は同じ単語なんだ
と思ったのではないでしょうか。

日本語を勉強する外国人はというと、私たち日本人とは反対に、
『へ~。日本語には「着る」と「はく」があるんだ。』と
思っています。そして、こう質問します。
「着る」と「はく」はどう違うのですか?』と。

「着る」と「はく」の違いを外国人に説明する際に避けて欲しいのが、
個別の事物と動詞を結びつける方法です。
例えば、『セーター、ジャケットは「着る」。ズボン、スカートは「はく」。』
というような方法です。
このように説明をすると、外国人は身につけるもの一つひとつに対し、
使える動詞を覚えなければならなくなり、とても大変です。
(実際に、私が出会った学習者にも「スリッパの動詞はなんですか?」、
「靴下の動詞はなんですか?」という質問をしてくる人がいました・・・)

では、私たち日本語教師はどう教えているかというと、
・肩から腰(の間に身につけるもの)は「着る」
・腰から下(に身につけるもの)は「はく」

と、シンプルに教えています
(もちろん、学習が進めば、「かぶる」、「巻く」など細かな動詞の使い分け
も教えますが、初めはこのようにシンプルに教えます)


そこで、ふと思ったのですが、ある地方では「手袋をはく」と言うそうです。
私も初めて聞いたときは「手袋をはく?!」と驚いたのですが、
直立して、手を下に伸ばしてみると、確かに「手首」は腰より下の位置にある
ので、「手袋をはく」は論理的には成立する表現なのかもしれない・・・
と思いました。
(私は方言の専門家ではないので、あくまでも類推です。
どなたか「手袋をはく」という表現のルーツをご存知の方がいらっしゃったら、
教えてください)


◆◇◆ 次回(10/26)予告 ◆◇◆

ジョンさん:先生、例文をホワイトボードに書きてください。
新米先生:ジョンさん。「書きてください」ではありません。
     「書いてください」です。
ジョンさん:すみません。あの、先生。
      この漢字を読みてください。
新米先生:「読みてください」ではありません。
     「読んでください」ですよ。
ジョンさん:う~ん・・・。「書いてください」、「読んでください」。
      先生、日本語の「てください」は色々あって、難しいですね。


「書いてください」、「読んでください」、
「立ってください」、「話してください」・・・。
この「てください」のルール。
分かりやすく説明できますか?

答えは、来週月曜日に。

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