けんかの原因

あるクラスでのことです。

いつもクラスを明るくしてくれるブラジル人のルイスさんが、その日は
ショボ~ンとして、うつむいてました。
他のクラスメイトが声をかけても、反応せず、授業も上の空。
あまりにもいつもの様子と違うので、授業が終わったあと、
「どうかしましたか?」と彼に声をかけました。

すると、
「昨日、彼女(日本人)に胃薬をあげたら、怒って、家を出ていって
しまった

とのこと。

胃薬をあげたら、怒って、出て行った???

状況がよく分からないので、詳しく聞いたところ、

ルイスさん:実は、昨日恋人(日本人)と喧嘩をしました。喧嘩をしている時、
      彼女が『あー、腹が立つ!』と言いました
      だから、私は彼女に胃薬をあげました
      そうしたら、彼女は怒って、家を出ていきました。
      どうして?わかりません。とても、悲しいです。
私:あ~・・・・・。(ルイスさん。それはね・・・)


まだ慣用句を勉強していないルイスさんは、彼女の言った「腹が立つ」の意味が
わからなくて、
「腹」が「立つ」
    
「お腹が上に行く」
    
「お腹が痛い」

と考えたそうなのです。

ルイスさんとしては、彼女の体を心配して、薬をあげたのに、どうして??
という気持ちだったでしょう。
そして、彼女も喧嘩をしている時に「はい、薬」と渡されて、
「ふざけないでよ!」という気持ちになったのかもしれません。
(きっと、喧嘩で冷静さを失っていて、ルイスさんが日本語を勉強中である
ことを忘れてしまっていたのでしょうね・・)

慣用句は、意味を知っている側にとっては便利な表現ですが、
意味を知らない人たちにとっては、こういう勘違いがたくさんあるんだと
思います。

★★ 後日談 ★★

その後、ルイスさんと彼女は仲直りをしました。
彼女がルイスさんに小学生用の「ことわざ・慣用句辞典」をプレゼントして
くれたそうです。
ルイスさんがニコニコしながら、「勉強しま~す!」と私に見せてくれました。

頑張れ!ルイスさん!!

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